2016年6月12日 更新

【動画付き!】これであなたも今日から「裾つぼまり」美人!

着物姿をスタイルよく粋に見せるには、「裾つぼまり」は重要なポイント。今回は「裾つぼまり」に着付ける方法、チェックポイントなどを徹底研究してみました!記事の最後の動画も要チェック!

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「裾つぼまり」ってナニ?

和服の着方の呼称で、きものを着るときに左右の褄先を少し上げ、腰から下への裾の輪郭線が少し細い筒形につぼまるようにきものの裾を体に添わせることです。
まずは「裾つぼまり」をネットで調べてみました。
着物の裾がスカートのように広がってしまうと、スタイルも悪く見えるし、粋な感じがしませんよね。基本中の基本の裾つぼまりだけど、でも、案外理想の裾つぼまりを作るのは難しいもの。

「左右の褄先を少し上げ」と書いてあるけど、じゃあ、どれぐらい上げればいいの?など、疑問点も多い「裾つぼまり」。そこで今回は、「裾つぼまり」について徹底研究してみました!

今回はよりわかりやすくするために、「動画」も作ってみました。
2ページの最後に掲載していますので、こちらもぜひ参考にしていただければと思います!

裾つぼまりを作る着付け方

着付けの方法を確認する前に、まずは着物の各部の名称をおさらいしておきましょう。
着物の各部の名称は、下記のサイトにわかりやすく書いてありましたので、参考にさせていただきました。
では、いよいよ着付けの仕方を見ていきましょう。
 (6042)

①着物をはおり、背縫いが背中の中央になるように合わせます。手の届く範囲で左右の手で衿先を持ち、写真のように裾が床スレスレぐらいになるようにまずは長さを調整します。紬の場合は若干短めに、訪問着や留袖の場合は長めに調整します。
 (6043)

②鏡を見ながら左のわき線が、横から見て身体のちょうど真ん中あたりにくるように調整します。
③その後、上前を床スレスレに沿って前に合わせます。ここで衽線(おくみせん)の位置が右足の足袋の又の間ぐらいにくるのがきれいに見えるそうです。そしてここで着物の丈と幅を決めます。
 (6044)

④上前の位置を確認したら、位置ずれないように脇をしめながらいったん上前を戻し、今度は下前を左わきの下(腰骨の上)にぐっと入れ込むようにします。巻きつけるイメージです。そして大げさなぐらに15センチ程度上にあげます。ここでも、フォーマルな留袖や訪問着は高めに上げ、紬などカジュアルな装いの時には低めに上げるとよいそうです。
 (6052)

⑤下前の位置が決まったら次に、上前を床スレスレに滑らせて、おくみ線のあたりからぐっとこちらも5センチ~10センチ程度上にあげます。ここでも、フォーマルな留袖や訪問着は高めに上げ、紬などカジュアルな装いの時には低めに上げましょう。

各部のチェックポイントを見ていきましょう!

チェックポイントその1

チェックポイントその1

腰ひもをかけた後、上前をめくって下前が最初に決めた位置にきちんと上がっているか再度確認しましょう。案外、腰ひもをかけるときに、ここがいつの間にか下がってしまうので、そのような場合は上から手を入れ、もう一度引き上げましょう。
チェックポイントその2

チェックポイントその2

上前が5センチ~10センチ程度上がっているか、再度確認しましょう。合わせておくみ線の位置が右足の足袋の又の間ぐらいにきているかも核にしましょう。
写真の定規のピンクの印がちょうど10センチですので、この写真では5センチ程度上げています。
チェックポイントその3

チェックポイントその3

上前のおくみ線の位置は、お端折りの部分のおくみ線と位置がずれないように調整します。帯の下から伸びてきたおくみ線が右足の足袋の又の間に一直線に落ちていくと、すっと綺麗な印象に見えます。
チェックポイントその4

チェックポイントその4

結構見落としがちなのが、下前(右側)のわき線が上前からはみ出ていないかです。これがはみ出てしまうと、美しい着姿になりませんので、下前のわき線が上前の下に隠れるようにすることです。
身幅が合っていない(狭い)と、下前が見えてしまいますので、下前のわき線が隠れるかどうかは、サイズを決めるためにも重要なポイントになります。
チェックポイントその5

チェックポイントその5

これが一番重要なチェックポイントですが、後ろから見たときに八掛が三角に右手から見えているか、確認しましょう。これがきれいに細三角になっていれば、裾つぼまりの着付けは成功です!!
八掛が見えない状態は、裾がつぼまっていない証拠ですから、もう一度やり直してみましょう。

また、背中心は帯より上だけが中心にきていればOKです。帯より下の部分が右にずれていても、それは気にする必要はありません。下前のわき線を上前の下に隠すようにすると、身頃の幅をある程度ゆったり目にする必要がありますので、背中心は右にずれてしまうものです。
この中のどれか一つでも該当しないものがあると、美しい裾つぼまりになっていない可能性があります。鏡を見ながら全方位から、もう一度チェックしてみましょう!

悪い例も見てみましょう

下前が大幅に見えています!

下前が大幅に見えています!

下前を引き上げずに、上前だけを引き上げると、下前が上前のおくみ線と交差した後も含め、大幅に見えてしまいます。
このような着付けは下前が見えてしまうだけでなく、裾つぼまりになりません。
裾つぼまりの一番のコツは『下前をぐっと引き上げる』ことです。
下前のわき線が見えていて、後ろから見ても八掛が三角に出ません

下前のわき線が見えていて、後ろから見ても八掛が三角に出ません

下前のわき線が完全に上前からはみ出てしまっていますね。これですと、なんとなく太って見えませんか?3つ上で表示したわき線が隠れている写真と、同じ人のように見えませんよね?
しかも、このような着付けですと、後ろから見ても八掛が三角に出ません。これはドレスのように裾が広がっている証拠です。

裾つぼまりを作る仕立てのポイント

ここまで読んでお気付きかもしれませんが、サイズが自分の体形に合っていないと、本当に美しい着姿にならないのは、ここまで紹介した各ポイントがずれてしまうからです。
体系にあっていないと、わき線に合わせると、おくみ線の位置がずれたり、おくみ線に合わせるとわき線がずれたりします。

というわけで、美しい着姿には「自分の体系にあった仕立て方」が重要なポイントとなるのです。プレタや中古で購入する際も、後幅が狭めよりは広めの方を選ぶことがポイントです!

まとめ

1.着物のサイズを決める際には、下前のわき線が上前から見えない幅か注意しましょう。

2.裾つぼまりを意識して、着物を身体に巻きつけるようなイメージで着付けましょう。

3.下前はぐっと差し込んで15センチ程度上に上げましょう。

4.最後に必ず後ろから見て、右側に八掛の三角形が見えているか確認しましょう。

これであなたも今日から「裾つぼまり美人」です!!

【きものSmile】「裾つぼまり」の着付け方 - YouTube

動画も作成しました。
写真と文章だけではわかりにくい部分もあるかと思いますので、ぜひ動画もご参照くださいませ!

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