2016年12月30日 更新

「和のお花アレンジメント」教室に行ってきました!

お正月の「お正月飾り」、ご自身で作られたことはありますか?新年を迎えるにあたり、華やかで縁起の良い正月飾りは必須ですが、なかなか自作を考えることって難しいですよね。でも!今回そんなお正月飾りを作れる嬉しいフラワーアレンジメントのイベントがあったので実際に行ってきました!

291 view

「和のお花アレンジの会」~お正月バージョン~

フラワーアレンジメントときくとなんとなく洋風のイメージがありますよね。
けれど今回はなんと「お正月飾り」なんです!どのように作るのか、気になりますよね!
さっそくご紹介していきたいと思います!

その前に。そもそも、お正月飾りにどんな意味があるのかご存知ですか?
門松や鏡餅にもそれぞれ意味が込められています。
今回作るしめ飾りは清浄な世界と俗世間との境界線に飾ります。
しめ縄の内側が、年神様を祀る聖域になります。つまり、災厄をもたらすものを食い止める縄張りの役目をしています。だから玄関に飾るんですね!
 (7285)

今回イベントでご指導して下さったのはヨーロピアンスタイルのお花教室「chamie chamie flower」を主宰されておられる佐藤いづみ先生です。
水引や赤着色された稲穂、ピンポンマムに使われる赤は魔除けの意味で、水引・ミニファンデレの白は雪のイメージ、松の緑は大地のエネルギーと長寿の意味合い、さらに稲穂は豊作を示すということで縁起が良いということで今回選ばれたそうです。

華やかでコントラストが素敵な、和を感じさせる色合いですが、多くの意味が込められているんですね。

さっそく作っていきます!

まずは水引を分けます!

まずは水引を分けます!

画面下方にある水引(赤60本・白20本)を、赤30本ずつと白20本に分け、一束ずつ端を輪ゴムでとめます。
最後に3つの束をまとめて、同じように端で一つにまとめてとめます。
三つ編みを作ります

三つ編みを作ります

先ほどとめた部分を起点として三つ編みに編んでいきます。
この際、きつく編み過ぎないことがポイントです。
3分の2くらいまで編んだら完成です

3分の2くらいまで編んだら完成です

全部は編まずに、3分の1程度残します。
そして編んだ部分を輪っかにします。
輪っか完成です

輪っか完成です

しめ縄の内側くらいの大きさの輪っかを作ったら、輪ゴムを全て外して、交差させた部分をフローラテープでとめます。
フローラテープは伸ばしながらきつく巻き付けるとしっかりとまりますよ!
3周くらいぐるぐるっと巻いたら手でちぎります。
花飾りを作ります

花飾りを作ります

寿花菊の中心の穴の部分にピンポンマム(赤)とミニデンファレを差し込みます。
寿花菊の裏表はあまり気にしなくて良いそうなので好きな面を表にしてくださいね!
ピンポンマムは丈夫ですがミニデンファレは壊れやすいので先にピンポンマムを差し込んで、横からミニデンファレを差し込むと壊れずにすみます。
 (7293)

正面から見るとこんな感じです。
真っ直ぐ差し込んだらピンポンマムを抑えながら茎部分の針金を垂直に折り曲げていきます。
梅結びをつけます

梅結びをつけます

まず梅結びの白い部分に白のワイヤーを通します。
ここで、先にワイヤーをU字ピンのように折り曲げてから差し込むとやりやすいです。
 (7297)

ワイヤー部分を先ほどのお花と同じように中心に通し、根本を折り曲げて交差させて固定します。
 (7298)

正面から見るとこんな感じです。
バランスはお好みですが、根本まで梅結びをひっぱってしまうと見えなくなってしまうので、梅結びは軽く浮かせるようにして調節するのがポイントです!
いよいよしめ縄に飾り付けていきます!

いよいよしめ縄に飾り付けていきます!

先ほど組み合わせたお花の、茎の部分をしめ縄上部に挿します。
縄と縄の間をぬうようにぎゅっと入れていきます。
意外と力がいるので、お花に負担をかけないよう気をつけながらさしていきます。
稲穂をまとめます

稲穂をまとめます

稲穂束の中央にフローラテープを3周ほどまきつけて固定します。
 (7315)

赤の稲穂束も同様にまとめていきます。
色の違う稲穂が混ざると華やかになりますね!
松を挿します!

松を挿します!

一本松を挿していきます。
お花を挿したときと同様にすきまを見つけて入れ込んでいきます。
松の向きは左右どちらでもいいそうなので、こちらもお好みで作っていけます!
金の稲穂をつけます!

金の稲穂をつけます!

次は、お花の後ろから金の稲穂をとりつけます。
左右どちらからも稲穂が見えるようにまず二股に分けます。
その分岐点がちょうどお花の後ろのワイヤーの部分にくるようにするととりつけやすいです!
 (7320)

さきほどまとめた稲穂束と水引、水引飾りを合わせて置きます。
このとき、水引の方向や稲穂束の向きのバランスを考えます。
全部片側に寄せてもバランスをとって両方に分けてもいいみたいです!
全体を合わせます!

全体を合わせます!

配置が決まったら組紐で全部をまとめて結びます。
1回もしくは2回まいてぎゅっときつく固定して結びます。
バランスを整えて完成です!

バランスを整えて完成です!

お花の位置を調整したり稲穂が前にくるようにずらしたりしてバランスを整えます。
水引の余っている部分はしめ縄に沿うように曲げます。
完成です!

完成です!

いかがですか?
ひとつひとつの工程はそんなに難しくないのにこんなに華やかなしめ飾りができちゃうんです!
皆様も是非作ってみてくださいね!!

イベント主催「京都きもの市場銀座店」ご紹介

 (7330)

この素敵なイベントを主催し、また取材協力してくださったのは、日本最大級の「着物」インターネット通販サイト「京都きもの市場」さんです。イベント会場は旧銀座店でしたが、すぐ近くに銀座店があり、イベント後に立ち寄るにも便利でした!

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

あざか あざか

この記事のキュレーター

あざか