2015年11月29日更新

【これだけ押さえる！】お葬式で着物を着る時のルール５つ

「お葬式で着物を着ることになった…でも、この着方で本当に合っているのかな？？」そんな不安を抱えている方も多いのでは？今回は、これだけは押さえておきたい！お葬式で着物を着る時のルールを５つにまとめてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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その着方、本当に合っていますか？

もしかしたら、失礼に当たっているかも？

知っているようで知らない喪服のルール。
あなたの着方は大丈夫ですか…？？

via www.ikoshi.co.jp

ちょっと不安になってきたかも…という方もいるのではないでしょうか？
これだけ押さえれば大丈夫！な５つのルールを一緒におさらいしてみましょう♪

①着物の格について

和装の喪服には、黒喪服と色喪服の２種類があります。

【黒喪服】
黒喪服は光沢や地紋のない黒無地の着物を指します。

黒羽二重（絹織物・最礼式）などで仕立てられ、
”染め抜き日向紋”を背縫い中央、両外袖、両胸元に五つ入れます。

長襦袢と足袋は白ですが、それ以外はすべて黒で統一します。

via www.ayashou-kimono.com

染め抜き日向紋って…？？

紋方を白く染め抜く抜き紋は最も格が高いため、
礼装には必ずこちらを用います。
紋の中を白く仕上げて、輪郭や、詳細を細かい線でかたどったものです。

via kimonoya753.com

【色喪服】
色喪服は色無地、または無地に近い地味な小紋の着物のことを指します。

生地は黒喪服によく用いられる羽二重を避けて、縮緬などの光沢のないものを選びます。
紋は三つか一つで、三つ紋の場合は背縫い中央と両外袖、一つ紋の場合は背縫い中央に入れます。

色は紫、藍、藤色、ねずみ色、あずき色などが一般的で、
縁起の良い動植物が描かれたものは避けます。

via plaza.rakuten.co.jp

②季節による使い分け

他のお着物同様、実は喪服も季節による使い分けが必要なんです！

喪服の着物の生地は、主に【袷・単衣・絽】の三種類に分かれます。
一般的には１０～５月までが袷仕立。６・９月は単衣仕立。７・８月は絽の単衣仕立となります。
間違えないようにしたいですね！

via appers.exblog.jp

③喪帯

喪服に合わせる帯は、黒一色の黒喪帯と色喪帯の二種類があります。
着物との組み合わせによって格が変わってくるので要注意です！

組み合わせによる格式は「黒喪服＋黒喪帯」＞「黒喪服＋色喪帯」＞「色喪服＋黒喪帯」＞「色喪服＋色喪帯」の順になっています。

via clubbrilliant.blog56.fc2.com

また、喪服用の帯は一般的に名古屋帯で、一重太鼓で結ぶことになっています。
地域によって異なりますが、葬儀では悲しみが重ならないよう二重に結ぶことは避けるため、
袋帯で二重太鼓を結ぶことはあまりありません。

④小物

黒喪服の小物は、長襦袢・半襟・足袋以外すべて黒となります。
草履を選ぶ際は、できるだけ光沢のないものを選ぶようにしましょう。

また、色喪服の小物は黒かグレーが一般的です。
喪が薄くなるにつれて地味な色のものを組み合わせても良いでしょう。

小物はセットで買うのも◎

喪服の際の小物は、セット販売されているものもあります。
これなら確実に必要な小物をそろえられますね！

via item.rakuten.co.jp

⑤お化粧・髪型

弔辞のときのお化粧は「片化粧」といい、基本的に薄化粧が原則です。

ベースメイクはあまり作り込まず、ナチュラルに仕上げるようにしましょう。
今流行りのツヤ感メイクや、ラメ・パール入りのファンデーションやお粉は避けた方が無難です。

また、チークとリップは薄い色にしましょう。チークはつけない方が良いという意見もあります。リップはマットなものを選んで、グロス等は避けましょう。