【着物×Christmas】着物でクリスマスを過ごしませんか？

クリスマスが近づいてきました！
数ある冬のイベントの中でもやっぱり特別ですよね。
そんな特別なイベントを、今年は着物で過ごしませんか？
色の組み合わせや小物でクリスマスを味わっちゃいましょう！

自然界がしだいに色を失い始める冬、お洋服もダークカラーが多くなりがちですよね…

でも！着物の伝統的な襲(かさね)には明るくて上品で、可愛い色もたくさんあるんです！
それに、勿論古代の日本人がクリスマスを意識したわけではありませんが、クリスマスカラーっぽいものもあります！
クリスマスカラーって、赤とか緑、白、金…を思い浮かべるでしょうか


ではまず定番の赤×緑から！【松の襲】
表を緑、裏を赤で染めたものです。松の襲には他にも紫を用いたり白を用いるものもありますが、基本は松の緑、ともう１色、という構成です。


また、赤が主体のものもあります！
蘇芳という、少しピンクがかった色は通年着られる便利な色味なのですが、
例えば表を蘇芳、裏を赤にして赤×赤にしたり、表を蘇芳、裏を黄色にして少し華やかにするのもいいですね！黄色は、槐などで染めた濁りのない黄色がクリスマスにもぴったりではないかな、と思いますよ！


また、赤を使った襲で赤×白、もおすすめです！
檜皮色の襲のひとつで、表を赤花、裏を白としたものがあるのですが、紅白のおめでたい感じと白の冬らしさが季節とぴったりですよね！鮮やかな赤ももちろん可愛いですし、ちょっと大人びた落ち着いた雰囲気で茜もいいですよ！


古く平安、『枕草子』にも「雪は、檜皮葺、いとめでたし。すこし消えがたになりたるほど」(二百三十三段)なんて表現もありましたね。

黄色×白、といった鮮やかな色に挑戦して少しお目立ち！という方は
二つ色の襲、はいかかですか？
二つ色とは、広辞苑によれば「襲の式目。表は薄色または山吹。山科流では特に赤味のある山吹をいう」とのことです。
二つ色がなんで山吹なのだろう…と思ったのですが、春の一つ目の色が桜、そして桜が散った後に花期が来る山吹が春の二つ目の色なのではないか———という見解があるみたいですね。
薄い緑に鮮やかな黄色、なんて組み合わせでいかがでしょう。
先ほどもご紹介しましたが、ここでの黄色も槐がおすすめかな、と思います

冬の襲のなかでいくつか紹介させていただきましたが、通年の襲にも冬の襲にもまだまだ
魅力的なものが多いですし、襲の色も、ほんの少しトーンを変えたりすると印象が変わりますので、是非好みの襲を試してみてくださいね！

色だけだと、やっぱりクリスマスって気分になりきらない！
柄にもクリスマス感を出したい！
という方の為に、クリスマス感溢れる着物関連のものを紹介しますね！
例えばこんなものがあるんです！

いかがですか？
結構色んなところに「クリスマスっぽさ」を散りばめられますよね！
他にもこの時期には、名古屋帯もクリスマスらしい柄のものがたくさん出てきますのでご紹介します！

いかがでしたか？
これなら着物でもクリスマス気分を味わえる！と思っていただけましたか？
他にも帯締めや帯留めなどにもクリスマスモチーフのものが沢山あるので、
今年はぜひ、着物でのクリスマスを楽しんでみてくださいね！！